（2023年11月21日付、科学・イノベーション・技術省（DSIT）の標記発表の概要は以下のとおり）

両国は、AI、量子、半導体などの重要技術の可能性を活用して雇用を創出し、経済成長を引き出すため、これまで以上に緊密に協力するとともに、新たに共同研究・イノベーション・パートナーシップを構築するための450万ポンドの基金も創設する。これは、「AI安全性サミット」で得られた、安全で責任あるAI開発に関する最近の国際的な進展に基づくものであり、次回のAI安全性サミットは来年、韓国と英国が共催する予定である。

宇宙・デジタル技術での協力や、科学技術に関する包括協定などの新たなコミットメントは、両国の貿易、イノベーション、投資に新たな機会をもたらし、ひいては首相が掲げる5つの優先事項のひとつである経済の成長にも貢献する。両国は緊密な関係を築いており、この協定は防衛、貿易、投資における関係をさらに深めるものである。

英国と韓国の二国間協定の一環として署名された科学技術協定は次のとおりである。

・英国と韓国が共有する民主的価値観に基づく、安全で責任あるAIの開発に関する協力の加速
・スキル、研究開発、サプライチェーンのレジリエンス、貿易に関する協力を強化し、業界のつながりを深めるための、半導体協力枠組み（Framework for Semiconductor Cooperation）の創設
・データ、通信、AI、デジタル競争などの優先領域での共同研究を促進する、広範なデジタル・パートナーシップ（Digital Partnership）の締結
・両国の宇宙産業の緊密な連携と共同宇宙開発を目指す、宇宙協力に関する覚書の締結
・1985年の科学技術協力協定を更新し、両国の科学技術パートナーシップを現代化する新たな実施取り決め（Implementation Arrangement）の締結
・人材交流を含む量子に関する新たな対話の構築
・工学的生物学分野における協力関係の緊密化

これは、イスラエル、インド、スイス、南アフリカとのパートナーシップや、日英デジタル・パートナーシップ（UK-Japan Digital Partnership）のような国際的なデジタル取引など、最近英国が締結した一連の二国間国際科学協定における最新のものである。　.

[DW編集局]