[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学院(CAS)
元記事公開日:
2023/11/29
抄訳記事公開日:
2024/01/05

中国科学院とドイツ科学アカデミー 、カーボンニュートラルに関する共同声明を発表

中国科学院与德国国家科学院共同发布第二届“科学与未来”研讨会联合声明:“碳中和之路”

本文:

(2023年11月29日付、中国科学院の標記発表の概要は次のとおり)

中国科学院とドイツ科学アカデミー・レオポルディーナは11月29日、「カーボンニュートラルへの道」に関する共同声明を発表し、両国の温室効果ガスの排出の抑制・削減、エネルギー転換の推進、カーボンニュートラル目標の達成、気候変動危機への共同対応を提案した。

双方は共同声明の中で、「カーボンニュートラル目標の達成は、化石エネルギーの炭素排出の迅速な削減にかかっており、世界の工業大国は温室効果ガスの排出の抑制・削減により、気候変動の悪影響の軽減において重要な役割を果たすことができる。両国は、再生可能エネルギーのさまざまな分野における応用や、生態環境の保護と回復を推進し、カーボンニュートラルの実現を今後数十年の主要目標としているが、多くの面において同様の科学的課題に直面している。カーボンニュートラルの目標を達成するためには、①カーボンニュートラルなエネルギーシステムへの移行、②再生可能エネルギーとカーボンニュートラル技術のイノベーションと産業転換、③生態系の保護・回復および二酸化炭素吸収源機能の強化、④エネルギーと気候の分野における国際協力の幅広い展開、の4つの面で努力しなければならない」とした。

共同声明によると、両国は2024年秋にドイツのベルリンで、中国科学院とドイツ科学アカデミー・レオポルディーナの「科学と未来」シンポジウム第2回を共催し、上記関連分野の最新研究の成果を基礎として、カーボンニュートラルの実現において直面する課題と対策について議論する予定である。

[DW編集局]