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- 国・地域名:
- 韓国
- 元記事の言語:
- 韓国語
- 公開機関:
- 科学技術情報通信部(MSIT)
- 元記事公開日:
- 2023/11/28
- 抄訳記事公開日:
- 2024/01/09
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韓国科学技術院、人工知能(AI)半導体大学院を開設
- 本文:
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(2023年11月28日付、科学技術情報通信部の標記発表の概要は以下のとおり)
科学技術情報通信部は、2023年に「人工知能(AI)半導体上級研究者養成事業」を実施した。同事業は、AI半導体設計およびAI・ソフトウェアの専門知識を備えた修士・博士を養成してAI半導体分野の技術力を向上させ、将来有望な新市場を創出することを目指すものである。同事業の「AI半導体大学院」開設大学として、今年5月にソウル大、韓国科学技術院(KAIST)、漢陽大が選定されたが、今後各大学院には最大6年間(2023年~2028年)、年30億ウォンが提供され、AI半導体分野を先導する世界レベルの人材495名が養成されることになる。
「AI半導体大学院」はすでにソウル大において開設されているが、これに続き11月14日にKAISTにおいて開院式が開催された。開院式にはイ・ゴァンヒョン総長、AI半導体大学院ユ・フェジュン院長ら、KAISTの教職員および大学院生とともに、科学技術情報通信部カン・ドヒョン情報通信政策室長、大田広域市イ・ジャンウ市長、共に民主党ジョ・スンレ議員、韓国電子通信研究院パク・スンチャン院長、情報通信規格評価院ジョン・ソンベ院長、半導体企業関係者など50名余りが出席し、「AI半導体大学院」の開院を祝した。
KAISTは、次世代知能型半導体技術開発、PIM AI半導体コア技術開発、AI半導体応用技術開発など、科学技術情報通信部の半導体関連の多様な事業に参加して技術開発を進めてきた。昨年6月には、大学とスタートアップが設計したAI半導体を大手企業が生産ラインに乗せる協業を支援する、「PIM半導体設計研究センター(PIM-HUB)」を開設した。今後は「AI半導体大学院」において、AIアルゴリズム、回路・チップ設計など多様な実用化研究と産学共同プロジェクトを進めていく。また、分野間の境界を超えた融合教育・研究のために複数指導制を導入するとともに、PIM半導体などの次世代分野において、海外の優れた大学と協力して教育・研究活動を行っていく。これらの活動を通じて修士・博士が今後6年間で165名以上養成されることになるが、これらの若手研究者はPIM-HUBで実務経験を積み、イノベーションを先導していくことが期待される。
[DW編集局]