[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2023/12/04
抄訳記事公開日:
2024/01/15

Food 2030に関する新たな報告書

New Report: Food 2030 Research and Innovation – Pathways for action 2.0

本文:

(2023年12月4日付、欧州委員会の標記発表の概要は以下のとおり)

この報告書は、欧州委員会の「Food 2030イニシアチブ」に関する最新情報と、Horizon Europe、「農場から食卓まで戦略(farm-to-fork strategy)」、「欧州グリーンディール」など、今後の研究・イノベーション政策に関する考察の提供を目的としている。

報告書は、研究・イノベーションが、地域レベルから国際レベルまで、さまざまなレベルで、栄養、気候、循環、地域に関連するコベネフィット(共通便益)を実現することができるよう、11の活動指針を示している。

①食糧システムの変化に対するガバナンス
②都市の食糧システムの変革
③海と淡水からの食糧資源
④食生活変更のための代替タンパク質
⑤食品廃棄物と資源効率の高い食糧システム
⑥マイクロバイオームの世界
⑦栄養と持続可能な健康食
⑧将来の食糧安全システム
⑨アフリカの食糧システム(Food Systems Africa)
⑩データ・デジタル改革
⑪環境汚染ゼロの食糧システム

また、研究・イノベーションの成功と成果の向上には、体系的、学際的、分野横断的なアプローチが不可欠であることも強調している。

Food 2030の指針は、欧州内外の多様なプロジェクトや取り組みに資金提供する、EUの研究・イノベーション枠組みプログラムHorizon Europe(2021~2027年)を通じて展開されている。

[DW編集局]