[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2023/12/06
抄訳記事公開日:
2024/01/16

EU科学外交作業部会の発足

Launch of EU Science Diplomacy Working Groups: Results of call for expressions of interest published

本文:

(2023年12月6日付、欧州委員会の標記発表の概要は以下のとおり)

欧州委員会は、今後の科学外交の欧州枠組みの可能性を検討するため、科学コミュニティと外交コミュニティの両方のメンバーで構成される非公式の作業部会(WG)を立ち上げる。主な目的は、利害関係者を革新的な形式で結集し、共創プロセスで共同の提言を策定することである。

欧州委員会は10月6日、次の5つのWGへの参加募集要綱を発表した。

WG1:科学外交を戦略的に活用して、分断され多極化した世界における地政学的課題に取り組む
WG2:科学的エビデンスと未来予測(フォーサイト)を通じて欧州外交をより戦略的、効果的、強靭なものにする
WG3:在外代表部や大使館における科学外交を強化し、EUの世界的な科学外交の展開を促進する
WG4:欧州科学外交の能力構築、向上
WG5:欧州科学外交の定義、原則、EUの付加価値に関する横断的なグループ

各WGは研究者と外交官が共同議長を務め、25名のメンバーで構成される(WG1は30人)。

合計575件の応募があり、このテーマへの関心の高さが示された。このうち546件が、募集要綱の条件に照らして適格とみなされ、そのうち、244名(44.7%)が女性であった。

[DW編集局]