[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
科学・イノベーション・技術省(DSIT) 
元記事公開日:
2023/12/07
抄訳記事公開日:
2024/01/18

2021~2022年の生物科学・医療技術セクターに関する公式統計

Bioscience and health technology sector statistics 2021 to 2022

本文:

(2023年12月7日付、科学・イノベーション・技術省(DSIT)の標記発表の概要は以下のとおり)

標記報告書から、その要点の記述を抜粋して以下に記す。

・英国で活動するライフサイエンス企業の数は、データ照合が開始された2008/09会計年度以降、徐々に増加し、2021/22年度には合計6,850社に達した。これらの企業の英国内の事業所数は合計7,910で、2020/21年度と比較して1%増加した。

・2021/22年度の英国のライフサイエンス分野の雇用者数は30万4,200人で、2020/21年度と比較して5%増加した。2018/19年度のわずかな減少を除けば、英国のライフサイエンス分野の雇用は、2011/12年度から2021/22年度にかけて継続的な増加傾向にある。

・英国ライフサイエンス産業の2021/22年度の売上高は1,081億ポンドで、2020/21年度の959億ポンド(2021/22年度価格)から13%増加した。売上高は、2014/15年度以降増加傾向にあり、2020/21年から2021/22年にかけて、年間増加率が絶対的にも相対的にも最大となった。

・ライフサイエンス産業には、4つの分野(バイオ医薬品コア、バイオ医薬品サービス・供給、医療技術コア、医療技術サービス・供給)がある。事業所数と雇用で最も割合が高いのは医療技術コア分野で、2021/22年度には事業所数の44%、雇用の39%を占めた。この分野は、2008/09年度から2021/22年度にかけて、拠点と雇用で最も高い割合を占めている。

・2021/22年度に最も高い売上高を生み出したのは、バイオ医薬品コア分野で、ライフサイエンス業界全体の売上高の43%を占めた。これにバイオ医薬品サービス・供給分野と医療技術コア分野が続き、それぞれ25%を占めた。

・南東地域は、引き続きライフサイエンス産業の雇用と売上高の両方で最大の割合を占めており、2021/22年度の雇用全体の23%、売上高全体の30%を占めている。

・報告書の最新データは、新型コロナウイルス感染症の流行期を含んでいる。ライフサイエンス業界の多くの企業は、2019/20年度から2020/21年度の期間に雇用と売上高が急増加した。企業は、パンデミック中も他の分野に焦点を当てたライフサイエンス活動を継続していたため、これらの分野で見られた増加は、パンデミックと直接・完全に関連付けることは出来ない。

[DW編集局]