[本文]

国・地域名:
韓国
元記事の言語:
韓国語
公開機関:
科学技術情報通信部(MSIT)
元記事公開日:
2023/12/19
抄訳記事公開日:
2024/02/01

2023年科学技術外交フォーラムの開催

2023 과학기술외교포럼 개최

本文:

(2023年12月19日付、科学技術情報通信部の標記発表の概要は以下のとおり)

「科学技術外交フォーラム」は、2021年以来、科学技術情報通信部と外交部により共同開催されている。12月19日、「世界先導国・国際社会中心国へと発展するための科学技術協力・外交方針」をテーマとして、第3回目のフォーラムが開催された。フォーラムでは、科学技術情報通信部ジョ・ソンギョン第1次官と、外交部第1次官の代理としてカン・ジェグォン経済外交調整官が開会の挨拶を行い、その後、基調演説と二つのセッションでのパネルディスカッションが行われた。

基調演説では、シン・ソンチョル科学技術協力大使が、大韓民国が21世紀の技術競争においてさらに発展するために、科学技術に基づく国家競争力(Competitiveness)、先進国との相互補完的協力(Collaboration)、開発途上国の発展と人類社会の繁栄への寄与(Contribution)の3C戦略が重要であると強調した。そして、外国人・在外韓国系科学技術者および資源の現況把握、専門科学外交官の養成、米国との技術同盟の格上げ、欧州の科学先進国との基礎科学に関する協力の強化、開発途上国の理工系人材の養成などを行うことが提案された。

「世界先導国への成長のためのR&D開放性強化策」のセッションでは、シンガポール南洋工科大学のジョ・ナムジュン産業所長が、韓国は従来の追従型(Fast Follower)から先導型(First Mover)に転換するべきときに来ていると強調した。さらに、同大学の外国の研究機関・企業との協力事例を紹介し、韓国も大学・研究所の海外研究機関との開放的な研究開発を拡大していくべきであると述べた。

「グローバル技術競争時代の国家安保強化および国際的地位向上のための科学技術外交方針」のセッションでは、ソウル大学政治外交学科のキム・サンベ教授が、科学技術外交のパラダイムを地政学的リスクを管理する形に転換する必要があると強調し、中堅国である韓国がとるべき方向性として、その科学技術・プラットフォームに基づく仲介・連帯・規範外交という多角的戦略を提示した。

パネルディスカッションでは、建国大政治学科のペ・ヨンジャ教授を座長として、経済安全保障・宇宙・半導体・バイオの専門家から、各分野でとるべき科学技術外交の方針と政府の役割について重要な提案が行われた。政府側のパネラーとして参加した科学技術情報通信部のキム・ソンギュ国際協力官と外交部のユン・ヒョンス気候環境科学外交局長は、フォーラムで出された意見を今後の政策に反映するよう努力すると述べた。

[DW編集局]