[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
大統領府
元記事公開日:
2024/01/16
抄訳記事公開日:
2024/02/19

生物学的安全保障 に関する米英の戦略対話

U.S. – UK Strategic Dialogue on Biological Security

本文:

(2024年1月16日付、大統領府による標記発表の概要は以下のとおり)

本日、2021年6月10日の新大西洋憲章(New Atlantic Charter)と2023年6月8日の経済安全保障に関する大西洋宣言(Atlantic Declaration on Economic Security)に基づき、米国国家安全保障会議(NSC)と英国内閣府は、生物学的安全保障に関する新たな戦略対話を発表した。

英国の生物学的安全保障戦略(Biological Security Strategy)と米国の国家バイオディフェンス戦略(National Biodefense Strategy)に裏打ちされたこの戦略対話は、高まりつつある多様な生物学的脅威に対し、将来の保健と経済のレジリエンスを強化する目標を共有するものである。

この戦略対話では、両国が以下のような協力を行うことを再確認している。

■新たな疾病発生時における研究開発のニーズを共有し、グローバルな研究開発体制の形成と早期の技術評価支援を通じて、対応能力の向上を図る。

■バイオサーベイランスと生物学的脅威の検出にあたり、「ワンヘルス(One Health)」アプローチを取り、国際的取り組みに貢献する。

■微生物鑑定や属性判定のための新たなツールや方法論の開発を推進する。

■バイオテクノロジー、保健、生命科学分野における責任あるイノベーションを推進し、バイオセイフティとバイオセキュリティに関する世界的な規範と基準を形作ると同時に、急成長するバイオエコノミーを保護する。

■2021年にG7首脳が支持し、2023年の広島G7サミットで再確認された「100日ミッション」のビジョンに沿って、次世代のワクチンと治療薬の開発を促進する。

■生物・毒素兵器禁止条約の遵守に取り組む共同対策の策定を含め、生物学的脅威に対抗するための取り組みの連携を強化する。

[DW編集局]