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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州委員会(EC)
- 元記事公開日:
- 2024/01/18
- 抄訳記事公開日:
- 2024/02/28
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240名の研究者が研究成果の実用化支援を受ける
240 researchers supported to turn their science into practice
- 本文:
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(2024年1月18日付、欧州研究会議(ERC)の標記発表の概要は以下のとおり)
欧州研究会議(ERC)は、新たに102件の概念実証助成金を発表し、昨年の3回の採択ラウンドで助成金を受けた研究者の総数は240名となった。各件は15万ユーロ相当であり、ERCの助成金受領者が先駆的な研究結果と実用化の初期段階との間のギャップを埋める役割を果たしている。今回は、総額3,600万ユーロの追加イノベーション助成が実施された。この助成金制度は、Horizon Europeの一環で行われている。
2023年の概念実証ラウンドでは、さまざまなプロジェクトに資金提供が行われた。ポーランドの原語学者のプロジェクトでは、高校生向けの古典古代ハンドブックをゲーム形式で作成、イタリアの研究者は、太陽エネルギーの変換と貯蔵を1つにまとめた光応答性の蓄電システムを開発する。チェコの神経科学者は、睡眠障害治療を改善する新たな非侵襲的電気刺激技術に取り組む。
ERCの2023年ワークプログラムでは、3回の概念実証公募が行われた。計564件の提案があり、240件のプロジェクトが採択され、採択率は43%であった。助成対象者は欧州全域の20か国にわたっている。最も多いのはドイツ(40)で、次いでスペイン(30)、英国(26)、イタリア(25)、フランス(22)、オランダ(20)、イスラエル(18)、ベルギー(15)、デンマーク(9)、オーストリア(8)、スウェーデン(8)、アイルランド(4)、ポルトガル(4)、ノルウェー(3)と続き、チェコとフィンランドはそれぞれ2件、ルクセンブルク、ハンガリー、ポーランド、ギリシャはそれぞれ1件の助成金を受ける。
[DW編集局]