[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2024/01/23
抄訳記事公開日:
2024/03/01

飲料水と接触する材料・製品に関する新基準

Drinking water to become safer thanks to new EU-wide hygiene standards for materials and products in contact with water

本文:

(2024年1月23日付、欧州委員会の標記発表の概要は以下のとおり)

欧州委員会は本日、飲料水に触れる材料や製品に対する新たな衛生基準を採択した。これらは、2026年12月31日から、新規の設備、および古い設備の改修・修理に使用される材料や製品に適用される。微生物の繁殖を防ぎ、有害物質の飲料水への溶出リスクを低減する。

新基準は水の汲み上げ、処理、貯蔵、配送のための新たな設備や、給水管、バルブ、ポンプ、水道メーター、継手、蛇口など、修理に使用される材料や製品に適用される。これにより、飲料水の安全性は高まり、関連する材料や製品を生産する企業や国家当局の管理負担も軽減される。

これにより、各国当局が行ってきた承認作業も簡素化される。新たなEU基準に適合する材料や製品には、EU適合宣言書とEU固有のマークが付与され、そうした製品は公衆衛生や環境への懸念に関連する制限を受けることなく、EU全域で販売することができる。

[DW編集局]