（2023年12月29日付、中国科学院の標記発表の概要は以下のとおり）

2023年の国内科学技術ニュース トップ10の１つに、下記の「党と国家機関改革方案」が選ばれた。

2023年3月、「党と国家機関改革方案」（以下、「改革方案」）が発表され、科学技術活動の党中央委員会による集中統一指導の強化、中央科学技術委員会の設立、科学技術部の再編、科学技術活動の先見性のある計画、体系的な配置、全方位的な推進を通じて、高水準の科学技術自立の実現を加速させることが提案された。

科学技術・イノベーションは、中国の現代化建設全体において核心的な位置を占めている。国際的な科学技術の競争と外部からの封じ込めや抑圧という厳しい状況に直面し、科学技術の指導管理体制をさらに合理化し、重要な核心技術における科学技術の力を連携させ、高水準の科学技術自立の実現を加速させる必要がある。

「改革方案」では、中央科技委員会の設立を明記している。委員会は、党中央の科学技術活動への集中統一指導の強化、国家のイノベーション体系の構築と科学技術制度改革の総合推進、国家の科学技術開発に関する重要な戦略・計画・政策の策定、戦略的・方向的・全体的に重要な問題の迅速な解決、国家の戦略的科学技術課題と重要科学研究プロジェクトの決定、国家実験室と他の戦略的科学技術組織の調整などを担当する。

「改革方案」では、中央科技委員会の事務局の任務は、再編された科学技術部全体で担うことも明記されている。

[DW編集局]