[本文]
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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 大統領府
- 元記事公開日:
- 2024/01/29
- 抄訳記事公開日:
- 2024/03/07
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連邦省庁がAI関連大統領令をもとにAI関連施策を実施
- 本文:
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(2024年1月29日付、大統領府の標記発表の概要は以下のとおり)
2023年10月30日、バイデン大統領は、人工知能(AI)の可能性とリスクを認識し、米国が主導権を握るための大統領令(EO)を発布した。本日、連邦政府各省庁の長で構成される大統領府AI評議会(AI Council)が開催され、各省庁は、EOが課した当初の90日間の活動を完結し、中長期の活動も前進させたと、以下のように報告した。
①安全とセキュリティのためのリスク管理
・「国防生産法(Defense Production Act)」に基づき、AI開発企業に対し、安全性テストの結果などの重要情報を商務省(DOC)に報告させることとした。
・外国でのAIトレーニングにコンピューティング能力を提供している米国企業に対して、報告を義務付ける規則案を提出した。
・9つの連邦省庁が、重要インフラ分野でのAI利用のリスク評価を行い、結果を国土安全保障省(DHS)に提出した。②社会をよくするためのAIイノベーション
・米国立科学財団(NSF)が管理するAI研究への公平なアクセスを促進する「国家AI研究リソース(NAIRR)」の試験運用を開始した。
・連邦政府全体でAI専門家の採用を加速させるための取り組み、「AI人材拡大(AI Talent Surge)」を開始した。
・K-12から大学学部レベルにおいて質の高い包括的なAI教育の機会を創出する教育者を支援するための「EducateAIイニシアチブ」を開始した。
・AIの活用推進を含む新たな地域イノベーション推進プログラム、「NSF地域イノベーションエンジン(NSF Engines)」への資金提供を発表した。
・保健福祉省(HHS)に、医療におけるAIイノベーションを促進するための政策を策定するAIタスクフォース(AI Task Force)を設置した。 [DW編集局]