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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 新華通信社
- 元記事公開日:
- 2023/12/15
- 抄訳記事公開日:
- 2024/03/08
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中国・研究開発人員が635.4万人へと増加
- 本文:
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(2023年12月15日付 新華通信社の標記発表の概要は以下のとおり)
科学技術部(MOST)が12月15日に発表した「中国科学技術人材開発報告書(2022年版)」によると、中国の研究開発人員数(常勤換算)は、2012年の324.7万人年から2022年の635.4万人年に増加し、世界第一位となった。「研究開発人員数(常勤換算)」とは、科学技術における人的投入量の比較に用いられる世界共通の指標であり、実際に研究開発活動に従事する時間に基づいて計算され、単位は「人年」である。
報告書によれば、近年、中国は科学技術人材の規模を拡大すると同時に、科学技術人材の構成を最適化し、多元的で多層的な人材育成を重視している。データによると、中国の理学、工学、農学、医学系の卒業生は250万人を超えている。科学技術人材の資源が豊富であり、トップレベルの科学技術人材の国際的な学術影響力が持続的に上がっており、世界での高被引用科学者数は2014年の111人から2022年の1,169人に増加し、世界第2位にランクされている。より多くの優秀な若手科学技術人材が国家の重要な科学技術研究活動をリードするようになり、「国家重点研究開発計画」の参加者のうち、45歳以下の研究者の割合が80%を超えている。
MOST人材センターの徐晧庆主任は、「中国は、過去2年間で、国家および地方レベルで科学技術人材育成の基盤となる法制度を整備し、研究の誠実性の構築を推進し、科学技術の倫理的ガバナンス能力を向上させ、科学者精神を奨励し、科学の普及と科学技術人材育成の融合を促進し、良好な科学技術人材イノベーション・エコシステムを形成しつつある」と説明した。
また、同氏は、「科学技術強国建設の目標に比べて、中国はまだ科学技術人材の国際化レベルが低く、ハイエンドな科学技術人材の自主育成能力を強化する必要がある。将来的には、教育と科学技術人材育成の一体的発展と総合的な計画を強化し、国際競争力を持つ科学技術人材制度と、開放的なイノベーション・エコシステムを構築する必要がある」と述べた。
[DW編集局]