[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2024/01/30
抄訳記事公開日:
2024/03/19

NSF、研究セキュリティ研修モジュールの供用開始

NSF News:NSF research security training modules now available

本文:

(2024年1月30日、国立科学財団(NSF)の標記発表の概要は以下のとおり)

NSFは、米国の研究エコシステムの開放性・透明性とセキュリティを確保しながら、原則に基づいた国際協力を促進するための、4つの対話型オンライン研究セキュリティ研修モジュールを供用開始したと発表した。

本モジュールは、「2022年半導体・科学法(CHIPS and Science Act)」を受けて開発され、経済上および安全保障上のリスクを最小限に抑えながら、グローバルな研究コミュニティで信頼関係を確立するための研究コミュニティ、法執行機関および情報機関コミュニティのニーズに対応している。本モジュールは、既存および今後発生する研究セキュリティ上の脅威に対処するためのガイドラインと戦略を研究者に提供するものである。

モジュール1:研究セキュリティ入門
研究セキュリティの主要概念と、外国の不当な影響を受ける可能性のある状況を察知する方法を説明する。

モジュール2:開示の重要性
開示すべき情報の種類、その用途、そしてそのような開示が外国政府の干渉・搾取から米国研究機関を守る上で不可欠である理由など、連邦資金提供機関の開示要件について説明する。

モジュール3:リスクの管理・低減
潜在的リスクのある国際共同研究・専門的活動のタイプ、当該リスクの管理・低減のための戦略とベストプラクティスを説明する。

モジュール4:国際協力の重要性
米国の科学・イノベーションと経済競争力に関わる主な国際協力の役割に焦点を当て、原則に基づいた(principled)国際共同研究と研究セキュリティ上の懸念をいかにバランスさせるか、また、研究セキュリティ上のニーズを満たす開かれた研究環境をいかに構築するかを提示している。

これらのモジュールはオンラインで視聴でき、利用者は修了証明書をダウンロードできる。

[DW編集局]