（2024年2月21日付、医療高等研究計画局（Advanced Research Projects Agency for Health: ARPA-H）の標記発表の概要は以下のとおり）

ARPA-Hは本日、女性の健康研究に関する大統領府イニシアチブの最初の主要な取り組みとして、女性の健康に関する革新的な研究開発に1億ドルを拠出する「ARPA-H Sprint for Women’s Health」を発表した。ARPA-Hは、バイデン大統領の超党派統一アジェンダの一環として2022年に設立され、健康ソリューションを推進している。

今後数週間内に、ARPA-Hのプロラムマネージャーが立案する研究テーマが、ソリューション募集（request for solutions: RS）の資金公募において発表される。このRSでは、女性の健康に取り組む画期的な研究開発のアイデアや、女性の健康状態を改善するための商業化可能なツール、製品、プラットフォームなどを募集する。

保健福祉省長官Xavier Becerra氏は、「女性は人口の半分を占めるにも関わらず、科学と健康に関し、心臓病や自己免疫疾患等を含め、女性を対象とする研究は劇的に少ない」と語る。

ARPA-HはRSを通じて、研究者、医師、技術専門家などの学際的な人材を結集し、ARPA-Hの使命遂行に貢献するソリューションを加速し、疾病にとらわれない非伝統的なアプローチなどに幅広く投資する。詳細は、3月にバーチャル開催されるARPA-H提案者デーで発表される。

今回のRSの下では複数の採択が想定されており、受給額詳細はマイルストーンによる評価管理に基づく。採択者とさらなる資金提供の可能性については、今年の後半に発表される。また、この取り組みは全米健康イノベーションネットワーク（ARPAHNET-H）の 投資家活性化（Investor Catalyst）ハブとの協働の下で実施される。

[DW編集局]