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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州委員会(EC)
- 元記事公開日:
- 2024/02/29
- 抄訳記事公開日:
- 2024/04/16
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欧州委員会、EUの優先課題への取り組み継続のため2024年EU予算を修正
- 本文:
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(2024年2月29日付、欧州委員会の標記発表の概要は以下のとおり)
欧州委員会は本日、2021年から2027年までのMFF(複数年次財政枠組)の改定に関して、欧州議会と理事会の間で合意された変更を反映するため、2024年のEU予算の修正案を採択した。これにより、EUは引き続き欧州市民やその他の人々のためにEU共通の優先課題に取り組むことが可能となる。
今回の修正は、以下の内容を対象とする58億ユーロ強の増額となる。
・ウクライナ・ファシリティの強化とウクライナ準備金の動員(48億ユーロ)
・欧州戦略技術プラットフォーム(STEP)における欧州防衛基金(EDF)の増強(3億7,600万ユーロ)
・欧州連帯準備金(European Solidarity Reserve)と緊急援助準備金(Emergency Aid Reserve、旧Solidarity and Emergency Aid Reserve)の増強(3億6,500万ユーロ)
・西バルカン向け改革・成長ファシリティ(Reform and Growth Facility for the Western Balkans)の強化(5億100万ユーロ)
・欧州移住労働者のための欧州グローバリゼーション調整基金(European Globalisation Adjustment Fund for Displaced Workers)の積立金の実際のニーズに合わせた調整欧州委員会は2023年6月、重要目標の達成継続を確実にするため、EUの長期予算の強化を提案した。2024年2月1日、EU首脳は欧州委員会の提案のすべての優先事項を承認し、史上初となるEUの長期予算の修正、ウクライナ・ファシリティとSTEPの創設について合意している。
[DW編集局]