フランス国立科学研究センター（CNRS）のアントワーヌ・プティ理事長は3月20日、パリを訪問中の中国の阴和俊・科学技術部部長（大臣）と同センター本部で会談し、コロナ禍の影響でここ数年大きく減速していたCNRSと中国側の提携機関の間の協力関係を、再び強化することで一致した。

　またCNRSは中国科学院（CAS）との協力の枠組みを更新。CASとの研究協力で特に優先すべき分野として、これまでの生物多様性や気候変動の影響に関する研究のほか、素粒子物理学、基礎および応用数理学などを挙げた。

[DW編集局]