[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
マックスプランク協会(MPG)
元記事公開日:
2024/03/08
抄訳記事公開日:
2024/05/02

様々な科学的キャリアにおける女性研究者の比率の向上

Erfolg bei Frauen

本文:

(2024年3月8日付、マックスプランク協会(MPG)の標記発表の概要は以下のとおり)

MPGの自発的な取り組みには、2つの重要な目標がある。一つは、管理職に占める女性研究者の割合を2030年までに毎年1%ずつ増やすこと、2つ目は、マックスプランクの各研究所には少なくとも1人の女性の所長を置くことである。2023年、MPGは、新たに任命した管理職、所長(W3等級)、独立した研究グループリーダー(W2等級)に占める女性の割合をさらに増やすことができた。占有率はそれぞれ54,5%、66%で、自主目標を大きく上回った。

2023年は年間増加目標の1%を上回ったものの、研究グループリーダーや「公共サービスに関する労働協約(TVöD)」契約については、改善の余地がある。女性研究者の割合は、22,6%に過ぎないため、その率を増やすための取り組みを強化する必要がある。これは若手女性研究者にも当てはまる。

長年の努力により成功がもたらされる:
成功の背景には、長年にわたる取り組みがある。より包摂的で尊敬の気持ちを込めた文化を構築するための構成要素としては、「多様性と無意識の偏見」をテーマにしたデジタル・トレーニングとローカル・トレーニングをMPG全体で導入したことや、職場文化と仕事量に関する本部による調査などがある。

競争力を維持するためのカルチャーの変革:
「競争力を維持するためには、MPG内の文化的な変革が必要である」と、MPG副会長のアクタール(Asifa Akhtar)氏は述べている。

MPG全体の平等基準を達成する際に重要な点は、それらの基準が研究所や施設で実践されていることである。ジェンダー平等についての措置は、本部がジェンダー平等計画を定期的に監視し、それに関連する集中的な助言や支援をすることで強化される。

女性研究者のキャリア促進アプローチ:
リーゼ・マイトナー・エクセレンス・プログラム“Lise-Maitner-Exzellenzprogramm:MPGがより優秀な女性を惹きつけ、育成するための施策の1つである。2018年スタート。グループリーダーの1人は所長に任命されており、もう1名もまもなく任命の予定。テニュアトラックの評価が良好であったため、さらに4 つのグループが常任ポストとなった。。

ミネルバ・ファスト・トラック・プログラム“Minerva Fast Track Programm”:本プログラムも研究者キャリアのかなり早い時期・段階で、優秀な女性研究者に、長期的なキャリア計画を立てる機会を与えている。学位論文の直後または最初のポスドクの職についた後、最大3年間資金が提供され、その後テーマを定めずにMPGの研究グループに応募できるようにすることを目的としている。

[DW編集局]