[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国防総省(DOD)
元記事公開日:
2024/03/26
抄訳記事公開日:
2024/05/21

DIUがAUKUS第二の柱を通じて、国際プライズ・チャレンジを立上げ

DIU Partners With AUKUS Pillar II for International Prize Challenge

本文:

(2024年3月26日付、国防総省(Department of Defense:DoD)の標記発表の概要は以下のとおり)

国防イノベーションユニット(Defense Innovation Unit:DIU)は、オーストラリア、英国、米国の防衛・安全保障上の協力である、AUKUSの第二の柱(Pillar II)[編集局注:AUKUSの第一の柱である原子力潜水艦配備計画以外の領域における、先端技術開発協力を指す]を通じて、最初の3か国間のプライズ・チャレンジを立ち上げた。これは、標的設定において戦略的優位を確保するための電磁スペクトル(EMS)技術を特定し、敵の電磁標的能力に対する防御を提供するものであり、オーストラリアの先進戦略能力加速機関(ASCA)、英国の国防・安全保障促進機構(DASA)、米国のDIUが同時に開始する。

AUKUSにより、国防総省(DoD)は、米国、英国、オーストラリアの防衛産業基盤とサプライチェーンを統合・強化しながら、緊急時に素早く能力を発揮するため、国際パートナーと情報や技術を調整することが可能となる。

今回のプロブレム・ステートメントではEMS技術を攻撃と防御の両方で活用する能力を募集しており、主には以下の実現が求められている。

◆ 発見:EMSを使用して標的を特定
◆ 確定:EMSを使用して標的の位置を特定
◆ 追跡:EMSを使用して標的の動きを監視
◆ 標的設定:EMSアセットとEMS有効兵器システムの選択と適用
◆ 交戦:EMSアセットとEMS有効兵器の適用
◆ 評価:EMSを使った攻撃効果の評価

専門家チームが応募者を審査し、2024年7月に3か国から受賞企業を決定する。

[DW編集局]