[本文]

国・地域名:
韓国
元記事の言語:
韓国語
公開機関:
科学技術情報通信部(MSIT)
元記事公開日:
2024/03/25
抄訳記事公開日:
2024/05/21

科学技術情報通信部、欧州連合(EU)と半導体研究で協力

과기정통부, 유럽연합(EU)과 함께 반도체 연구 협력에 나선다

本文:

(2024年3月25日付、科学技術情報通信部の標記発表の概要は以下のとおり)

2022年11月に韓国とEUとの間でデジタルパートナーシップ協定が締結されたことを受け、2024年3月25日~26日「第1回韓国-EU半導体研究者フォーラム」がベルギーのブリュッセルにおいて開催される。同フォーラムは韓国科学技術情報通信部と欧州委員会(EC)の共同主催により開催され、その目的は半導体分野の最先端技術の動向および研究現況を共有し、協力方針を協議することである。また、同フォーラムは、同じくブリュッセルで開催される「第2回韓国-EUデジタルパートナーシップ協議会」(2024年3月26日)と連携して進められる。

同フォーラム第1日目には、韓国・EUの双方から8名ずつ計16名の専門研究者による発表が行われ、最新の技術動向および研究開発成果が共有される。具体的には、韓国側から「ロジック半導体とメモリ半導体の持続的成長のための未来素材およびデバイスイノベーション」(アン・スジン、サムスン電子副社長)、「AiMを活用した費用効果の高い大規模言語モデル(LLM)加速器」(イム・ウィチョル、SKハイニックス副社長)、「人工知能半導体の現在と未来」(ユ・フェジュン、KAIST(Korea Advanced Institute of Science and Technology)教授)などの発表が行われる。

EU側からは、「先端機能/異種集積&パッケージング」(アブドゥル・ラヒーム(Abdul Rahim)Photon Delta研究員)、「組み込み相変化メモリ」(アンドレア・レダエリ(Andrea Redaelli)STMicroelectronics研究員)、「先端ロジックとメモリ、GAAアプローチ」(アナベラ・ベロソ(Anabela Veloso)IMEC研究員)などの発表が行われる。第2日目には、ハン・ジュンギュ西江大教授、アドリエ・マーカス(Adrie Mackus)アイントホーフェン工科大(Eindhoven University of Technology)教授ら韓国・EUの若手研究者10名により、自らの研究活動についての紹介と討論が行われる。

今後「韓国-EU半導体研究者フォーラム」は毎年行われる予定であり、開催地は韓国とEUが交代で担当することとなっている。また、韓国科学技術情報通信部と欧州委員会が共同で研究費を支援する形で、韓国-EU半導体共同研究も開始される。共同研究のテーマは「半導体異種集積化またはニューロモルフィック半導体」であり、計4課題が今年7月に選定される。

[DW編集局]