[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2024/04/02
抄訳記事公開日:
2024/05/22

EUと日本、先端材料での連携強化に関する対話を開始

EU and Japan launch Enhanced Dialogue on advanced materials

本文:

(2024年4月2日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)

欧州連合(EU)と日本は、重要な経済セクターで使用される新素材の開発で協力する。この発表は、2月27日に採択された「産業リーダーシップのための先端材料」に関する最近の欧州委員会報告に続くものである。

再生可能エネルギー、バッテリー、ゼロエミッション建築物、半導体などの主要セクターやで使用される先端材料は、グリーン移行とデジタル移行を支える重要な実現技術であり、経済主権と戦略的独立性の重要な部分である。EUと日本はこれらの技術において世界をリードしている。この連携強化により、G7レベルでの新技術に関する協力が強化されることになる。

先端材料に関する日・EU対話の強化は、重要金属やパワーエレクトロニクス向けの先端材料に代わる新材料の開発など、材料科学の研究・イノベーションにおける日・EU協力の成功を基礎としている。政策立案に関する情報を共有し、相互に関心のある領域で共同研究を推進する機会を模索するためのプラットフォームを構築することを目的としている。

材料研究は日本との戦略的協力領域であり、双方に新たな機会を提供してきた。緊密な協力関係は、6件のプロジェクトに1,310万ユーロを資金支援した第7次研究・イノベーション枠組みプログラム(FP7/2007 – 2013年)に遡る。先端材料分野は引き続き協力の中核領域であり、建設業における材料の持続可能性やエネルギー効率など、多くの領域で相互の機会を提供する。

[DW編集局]