（2024年3月27日付、英国宇宙庁の標記発表の概要は以下のとおり）

英国宇宙庁の地球低軌道接続（C-LEO）プログラムは最近の春季予算で注目され、財務相は今後4年間で、本プログラムを通じて英国の専門能力に最大1億6,000万ポンドが投資することを確認した。最初のファンディング公募がこのほど開始され、最大6,000万ポンドが充てられる。

英国には衛星設計、宇宙船の製造、大規模衛星群の運用において豊かな伝統があるが、この新たな政府ファンディングは、世界の宇宙セクターの急速な変化と成長の時期に英国の競争力を維持するために極めて重要である。

2023年には2,900機を超える衛星が軌道上に打ち上げられ、新記録が樹立された。これらの衛星の大部分は、今後も急速に成長する商用衛星群の一部として運用される。

今回の新規ファンディングは、衛星群の機能を構築するための研究開発プロジェクトに活用でき、衛星群の宇宙でのデータ処理効率を高め、地球上の顧客に提供するサービスを向上させることができる。

これらの通信サービスの進歩は、自動運転車やドローンによる医薬品配送などの新たなイノベーションの成功にとって極めて重要であり、最終的には急速に成長する地球低軌道（LEO）衛星の世界市場において英国の宇宙セクターに競争上の優位性をもたらす。

[DW編集局]