（2024年4月2日付、科学・イノベーション・技術省（DSIT）の標記発表の概要は以下のとおり）

英国と米国はこのほど、昨年11月のAI安全サミットでの約束に従い、最先端の人工知能（AI）モデルのテストを開発するために協力する覚書（MOU）に署名した。この提携では、両国が科学的アプローチを調整し、緊密に協力してAIのモデル、システム、エージェントの一連の堅牢な評価を加速させ、迅速に反復実施することになる。

英国と米国のAI安全性研究機関は、AI安全性テストに対する共通のアプローチを構築し、これらのリスクに効果的に対処できるように、能力を共有する計画を策定している。両国機関は、公的にアクセス可能なモデルで少なくとも1回の共同テストを実行する予定である。また、研究機関間の人事交流を模索することで、専門能力の蓄積・活用を図る。

この提携は直ちに発効し、両国組織が相互にシームレスに連携できるようにすることを目的とする。AIは急速に発展し続けており、両国政府は、この技術の新たなリスクに対応できるAIの安全性に対する共通のアプローチを確保するために今すぐ行動する必要があると認識している。両国は提携を強化するとともに、世界中でAIの安全性を促進するために他国と同様の提携関係を構築することにも取り組んでいる。

[DW編集局]