（2024年3月28日付、学術審議会（WR）とドイツ研究振興協会（DFG）の標記共同発表の概要は以下のとおり）

3月28日、ドイツ連邦政府と州政府のエクセレンス戦略におけるエクセレンス大学およびコンソーシアムのさらなる選定のためのコンペティション・プロセスが開始された。2025年5月までに2つまたは3つのエクセレンス・クラスターを取得することを条件に、大学単体もしくは最大3つの大学のコンソーシアムが申請することができる。申請者は、2025年11月までに先端研究を促進するための大学の総合戦略を改めて提出する。既存の国際的な科学のリーダーシップとネットワーク拡大を目的に、研究の環境と科学的レベルがすでに非常に高いものであることを証明する必要がある。

WRのヴィック（Wolfgang Wick）会長は、「エクセレンス戦略は、ドイツにおけるトップレベルの大学の研究強化を可能とし、資金提供を受ける大学の戦略的発展を強化する」と説明している。

現状、9大学と1大学コンソーシアムがエクセレンス大学に認定されているが、最大4つの新たなエクセレンス大学への助成は、科学基準だけに基づいて授与される。今回のエクセレンス大学とエクセレンス・コンソーシアムへの資金調達コンペティションの評価結果は、2026年3月に公開予定である。2026年9月には、39人のトップクラスの国際的科学者と科学担当の連邦および州の大臣から構成される委員会であるエクセレンス委員会が選定する。

新たに採択されるエクセレンス大学とエクセレンス・コンソーシアムへの助成は、2027年1月1日に開始予定である。

DFGが助成するエクセレンス・クラスターは、大学および大学コンソーシアムにおける国際的に優れた大学院の研究プロジェクトに、最長で2期、14年間にわたって資金を提供する。一方、WRが担当するエクセレンス大学の資金提供では、国際的な研究レベルとリーダーシップをさらに拡大するために、大学および大学コンソーシアムに対し制度的に資金を提供する。

[DW編集局]