[本文]

国・地域名:
韓国
元記事の言語:
韓国語
公開機関:
科学技術情報通信部(MSIT)
元記事公開日:
2024/04/25
抄訳記事公開日:
2024/05/30

人工知能(AI)半導体、先端バイオ、量子の3大グローバル技術を国家レベルで推進

인공지능(AI)-반도체, 첨단바이오, 퀀텀 글로벌 3대 국가 도약

本文:

(2024年4月25日付、科学技術情報通信部の標記発表の概要は以下のとおり)

4月25日、国家科学技術諮問会議専門会議が開催された。同会議は大統領を議長とする科学技術分野の最高意思決定機構であり、科学技術中長期政策および研究開発予算配分などについての審議と、政府の科学技術イノベーション・政策方針などに対する諮問答申を行っている。今回の会議では、AI半導体、先端バイオ、量子の3大ゲームチェンジャー技術イニシアチブについて審議・議決された。

その主な内容は次のとおりである。
AI半導体イニシアチブに関しては、次の3領域9課題を推進する。AIモデルの技術イノベーションに関しては、第一に従来の生成型AIの限界を超える次世代汎用AI(AGI)のような次世代AI核心技術を開発する。第二に少量のエネルギーで従来の性能を維持する軽量・低電力AI技術を確保する。第三に、AI・サイバー保安技術、ディープフェイク探知技術など、AIと人類の共存を可能にするAIセーフティ技術もすばやく先取りしていく。

AI半導体技術イノベーションに関しては、第一にメモリにAI演算機能を適用するPIM(Processing in Memory)によって、メモリ分野で他国の追随を許さない技術格差を確保する。第二に、韓国型AIプロセッサーである低電力K-APを開発し、他国との技術格差を作り出す。第三に、半導体のパラダイムを根本的に変えることができる新素子・先端パッケージング技術を開発する。

ハードウェア・ソフトウェアの技術体系に関しては、第一に韓国産AI半導体を適用したクラウドを高度化するAIスーパーコンピューティング(K-クラウド2.0)を推進する。第二に、オンデバイスAI基礎技術を開発し、AI日常化を加速化させる。第三に、韓国産AI半導体を効率的に制御し、データセンターとデバイスで動かすことができるよう支援する次世代開発型AIアーキテクチャー・ソフトウェアを開発し、AI半導体エコシステムを完成させるよう支援を強化する。

先端バイオイニシアチブの主な方針は次のとおりである。第一に、データとAI、バイオが結合したデジタルバイオを集中的に育成する。第二に、バイオ製造イノベーションを通じて従来の石油化学を基盤とする素材産業をバイオ基盤に転換する。第三に、先端バイオ基盤のイノベーション的な技術で国民の生活の質と健康水準を高める。第四に、気候変動・炭素中立、食糧危機、感染症など、人類共通の問題を解決するための努力も続けていく。

量子イニシアチブに関しては、次の3領域9課題を推進する。量子基礎技術に関しては、第一に量子コンピューターの基盤となる量子プロセッサー(QPU)、第二に産業的・学問的難問を解決するための量子アルゴリズム・ソフトウェア(SW)、第三に量子機器間の接続のための量子インターネットや盗聴・傍聴を防ぐ次世代量子暗号通信など量子ネットワーク、第四に非GPS航法用センシング、超高解像度イメージングなど量子センシングといった技術を確保する。

量子エンジニアリングに関しては、第一に量子状態の測定・制御のための量子素材・部品・装置、第二に量子プロセッサーの基礎となる素子設計・製作のための量子素子・工程技術、第三にスーパーコンピューターと量子コンピューターを相互補完的に融合・活用するためのデジタル・量子ハイブリッド技術を支援する。

量子の活用およびサービスに関しては、第一に多様な分野で量子キラーアプリケーションを開発する。第二に、機械学習の高効率化などの量子AIの研究を支援する。

[DW編集局]