[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
科学・イノベーション・技術省(DSIT) 
元記事公開日:
2024/05/14
抄訳記事公開日:
2024/06/17

イングランド北部での世界最先端の風力タービン建設に8,600万ポンドを投入

New super wind turbines with blades three times Angel of the North’s wingspan to be tested in Blyth as £86 million unveiled for groundbreaking facility

本文:

(2024年5月14日付、科学・イノベーション・技術省(DSIT)の標記発表の概要は以下のとおり)

世界最先端の風力タービン試験施設がノーサンバーランド州ブライスに建設される。これは、CO2排出量を削減し、経済を成長させる風力発電研究開発施設への8,600万ポンドの投資の一環である。

この施設は、海洋再生可能エネルギー(ORE)カタパルトの国立再生可能エネルギーセンターを拠点としており、タービンの試験、検証、認証を行い、より多くの最大かつ最も効率の良い風力タービンをより迅速に市場に投入することで、8ヶ月半の間に250万トンのCO2排出(これはニューカッスルの人口が1年間に排出するCO2量の2倍である)を防ぐことが期待されている。

今回のファンディングは、海上の過酷な条件を再現する150メートルのブレード試験施設の建設に充てられ、将来的には180メートルに拡張する可能性があり、既存の100メートルのブレード試験施設は能力向上に向けて再利用される。これは、この施設が現在市場に出ている最大のブレードや、近い将来開発される最大のブレードをテストできることを意味する。

この新研究開発インフラは、英国のサプライチェーンの成長と、洋上風力発電施設のコンテンツの60%を英国で調達するという業界の目標を支援する。また、これは英国の急速に成長する洋上風力発電セクターへの投資を促進し、英国の企業、ひいては英国経済に利益をもたらすと同時に、2050年までにネット・ゼロを達成するという英国の取り組みを支援することになる。

[DW編集局]