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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州委員会(EC)
- 元記事公開日:
- 2024/04/17
- 抄訳記事公開日:
- 2024/06/20
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Horizon Europeの2023-24年度作業プログラムの修正
Commission mobilises research and innovation funding for the green and digital transitions
- 本文:
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(2024年4月17日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)
欧州委員会は、EUの研究・イノベーション・プログラムであるHorizon Europeの2023~24年度作業計画の修正案を採択した。この修正案により、これまで未割当のHorizon Europeによる資金を動員し、2024年の予算を14億ユーロ近く増額して、総額を73億ユーロとした。Horizon Europe作業プログラムの今回更新の主たる特徴は次のとおり。
◼ EUミッション
EUは2024年に、EUミッションを支える研究・イノベーション活動に6億4,800万ユーロを投資する。EUミッションは5つの領域をカバーしており、最大の課題のいくつかに具体的な解決策をもたらすために、Horizon Europeによって実施される新規施策である。これらは野心的な目標を掲げており、2030年までに具体的な成果を出すことになっている。2024年の新規施策では、少なくとも2万5,000キロメートルの川の流れの復興、100以上の都市との気候都市契約、健全な土壌への移行を主導する100箇所のリビングラボや監視所、地方自治体の気候関連リスクに対する周到な準備、より適切ながん診断と若年がん患者への支援、に取り組む。◼ 新欧州バウハウス
新欧州バウハウス(NEB)は、欧州グリーン・ディールの恩恵を人々の日常生活や生活空間にもたらすことを目指す。例としては、持続可能で手頃な価格のコミュニティベースの住宅向けの建築ソリューションを提供するために、土を使った3Dプリンティング技術を開発したスペインのTOVAプロジェクトが挙げられる。修正後のHorizon Europe作業プログラム(2023-24)では、NEBファシリティ実施のための基盤整備に2,000万ユーロが割り当てられている。◼ 新規参入者を誘致するための実験的施策
この修正案には、プログラムの公開性を強化し、EUミッションの目標を支援し、若手研究者のキャリアを育成するための新しい実験的施策のパッケージが含まれている。
これら施策には、研究者がより自由に自分の選択したテーマの研究に集中できるようにする4つのオープンテーマが含まれており、総予算が7,600万ユーロのHorizon Europeクラスタで「医療」、「気候・エネルギー・モビリティ」、「食品・バイオ経済・天然資源・農業・環境」に取り組む。EU ミッションに関する1,500万ユーロの実験的施策により、大学や研究機関などの知識機関が、欧州の働きかけによる地域の学際的研究・イノベーション活動の中心となる。さらに、「近隣地域を変革して、美しく、持続可能で、インクルーシブな地域にする」というNEBによる呼びかけも、プログラムに新規参入者を引きつけて効果を最大化することを目的としている。最後に、2,000 万ユーロを投じて、魅力的な初期研究キャリアのための人材エコシステムを支援する。◼ 文化遺産
本修正案では、文化遺産のための欧州共同クラウドにも4,800万ユーロが充てられる。◼ パンデミックへの備え
今後のパンデミックの可能性に備えて欧州を支援するために、修正後の作業計画にはパンデミック対策のための欧州パートナーシップへの5,000万ユーロの投資が含まれている。 [DW編集局]