[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2024/05/23
抄訳記事公開日:
2024/07/05

研究とイノベーションのための第10次EU枠組みプログラムに関するディスカッション・ペーパー

Diskussionspapier zum 10. EU-Rahmenprogramm für Forschung und Innovation

本文:

(2024年5月23日付、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)の標記発表の概要は以下のとおり)

研究とイノベーションは、欧州の競争力を高め、大きな課題を克服するための鍵である。EU研究・イノベーション枠組プログラムは、その中心的役割を担っている。

「ホライズン・ヨーロッパ“Horizont Europa”」の2028年以降の後継プログラムは、欧州における最先端の研究と画期的なイノベーションを強化することを目的としている。そのためドイツ政府は、欧州連合(EU)設立加盟国として、いち早く研究とイノベーションのための第10次EU枠組みプログラム(FP10)策定の後押しとなるディスカッション・ペーパーに合意し、EU本部に提出した。

このペーパーには、次の7つの中核となる要求が含まれている。

1) 卓越性の原則に基づくこと、
2) あらかじめ技術やテーマを限定せず、未来志向のイノベーション研究を推進する。同時に、
3) 研究の可能性を最大限引き出し、社会に貢献し、重要な技術を開発し、持続可能なヨーロッパを実現する。
4) そのためには、プログラム間の戦略的な調整が必要である。
5) さらに、FP10は、理解しやすく、アクセスし易いこと、
6) 欧州研究圏全体を推進させること、
7) また、国際協力に当たって、戦略的なアプローチをとること。

[DW編集局]