[本文]
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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州委員会(EC)
- 元記事公開日:
- 2024/06/07
- 抄訳記事公開日:
- 2024/07/12
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強靭性・持続可能性のある漁業セクター構築にはさらに努力が必要
- 本文:
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(2024年6月7日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)
このほど採択された欧州委員会の報告書「EUにおける持続可能な漁業:現状と2025年に向けた方向性」によれば、EU漁業の全体的な持続可能性は徐々に改善し続け、乱獲される魚種は減少し、個体数は回復している。同時に、すべての海域における主要種の長期的な持続可能性を確保するには、さらなる努力が必要である。
今回の報告書では、2025年の漁業機会に関する欧州委員会提案を概説し、関係機関との協議プロセスを開始する。夏以降に採択される予定の提案は、すでに持続可能なレベルに達している魚類資源を維持しつつ、他の資源の回復を支援することを目指す。
・北東大西洋、地中海、黒海における改善
上記報告書は、北東大西洋の魚類資源は平均して健全な範囲内にあることを強調している。地中海と黒海では、魚の資源は徐々に正常化してきているものの、漁獲減少率は依然として高すぎる。バルト海では、さまざまな原因により魚類資源が減少し続けているため、依然として極めて憂慮すべき状況にある。
・気候圧力とIUU漁業が沿岸地域に影響を及ぼす
漁業コミュニティが気候変動の影響を継続的に受けていることを示している。さらに、違法・無報告・無規制(IUU)漁業は、漁業者の十分な資源へのアクセスに影響を与えている。
[DW編集局]