[本文]
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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2024/06/18
- 抄訳記事公開日:
- 2024/07/18
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AI支援型ロボティクスを強化
- 本文:
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(2024年6月18日付、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)の標記発表の概要は以下のとおり)
BMBFとドイツ連邦経済・気候保護省(BMWK)は、「AI(人工知能)支援型ロボティクス進捗会議“Fortschrittskonferenz zur KI-basierten Robotik(KIRO 2024)”」を開催した。同時にシュタルク=ヴァッツインガー(Bettina Starak-Watzinger)BMBF大臣は「ドイツロボット研究所“Robotics Institute Germany”(RIG)」の設立を発表した。
BMBF大臣は次のように述べた:「AIは21世紀のキーテクノロジーであり、社会のほぼすべての産業と分野、特にロボット研究に浸透していく」。
ドイツロボット研究所(RIG):BMBFは、今後4年間にわたり、最大2,000万ユーロを投資し、スマートロボット工学分野におけるドイツの最先端研究拠点のネットワーク化を支援して、強力なネットワークを形成する。RIGの目標は次のとおり:
1) 産業界とのインターフェースを提供し、社会的ニーズを考慮した研究クラスターを形成する。
2)ソフトウエア、研究データ、仮想ラボおよび実験ラボ、学習およびテスト環境、研究プラットフォームを含む共同研究インフラを構築する。
3)専門家のための訓練と能力開発プログラムを策定する。
4)ロボティクスのスタートアップと産業移転を促進する。ロボティクス行動計画の更新:BMBFによる行動計画の最新版には、安全なロボットを開発し、経済の持続可能な変革と将来のエネルギー(核融合など)のためにロボット工学を進歩させるという目標が含まれている。
KIRO 2024:6月17日から18日にかけて初めて開催される。ドイツのロボット・エコシステムの科学、ビジネス、政治の利害関係者の交流促進、およびAI支援型のロボット工学の分野におけるドイツとヨーロッパの競争力と技術的主権を長期的に確保することが目的である。BMBFとBMWKが毎年共同開催する。
[DW編集局]