[本文]
-
- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 大統領府
- 元記事公開日:
- 2024/06/17
- 抄訳記事公開日:
- 2024/07/19
-
「重要・新興技術に関する米印イニシアチブ」第2回会合の概要
- 本文:
-
(2024年6月17日付、大統領府による標記発表の概要は以下のとおり)
本日ニューデリーで開催された「重要・新興技術に関する米印イニシアチブ(iCET)」第2回会合において、共同議長である米サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)と印ドバル国家安全保障担当補佐官は、両国の戦略的技術パートナーシップの今後のビジョンを定め、優先分野における画期的成果を軸とした協力の推進にコミットした。また、その目的に向けた米印韓の技術対話や、米印豪日(クアッド)の枠組み協力を歓迎した。
両国は、互いの技術保護ツールキットを整合させることの重要性を強調し、機密技術や軍民両用技術の懸念国への漏洩防止の重要性を強調した。また、戦略的貿易・技術・産業協力に係る障壁に対処するとした。
また、特に以下の分野に重点を置いて、政府、産業界、学術界の産学官の協力強化を支援するとした。
・イノベーションエコシステムの橋渡し(半導体、農業、クリーンエネルギー、ヘルス等の分野における米印グローバルチャレンジ研究所への5年間で総額9,000万ドル以上の支出等)
・新たな民生・防衛宇宙技術協力(国際宇宙ステーションでの両国宇宙飛行士による史上初の共同作業のための輸送機確保等)
・防衛イノベーション・産業協力の深化(インドによるMQ-9Bプラットフォーム取得計画、陸上戦闘システムの共同生産等)
・先進通信分野の協力機会の追求(米印オープンRAN加速ロードマップの最終決定、5G・6G研究開発タスクフォースの協力等)
・バイオ技術とバイオ製造の能力融合(米印韓日EUの官民バイオ医薬品サプライチェーンコンソーシアム「Bio-5」の発足等)
・半導体サプライチェーンの保護(精密誘導弾薬等の国家安全保障に重点を置いたプラットフォーム向けの半導体設計・製造の共同開発等)
・クリーンエネルギー・重要鉱物のパートナーシップの構築(南米のリチウム資源プロジェクト、アフリカのレアアース鉱床への共同投資等)
・量子・人工知能・高性能コンピューティングの協力推進(ポスト量子暗号に係るワークショップ開催、インド側研究者による米国立研究所や量子研究機関への訪問促進等) [DW編集局]