[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
高等教育・研究省(MESR)
元記事公開日:
2024/07/03
抄訳記事公開日:
2024/07/25

欧州委員会が「欧州大学」プロジェクト公募の新たな受賞者を発表

Annonce par la Commission européenne des nouveaux lauréats de l’appel à projets pour les "Universités européennes"

本文:

(2024年7月3日付、高等教育・研究省(MESR)の標記発表の概要は以下のとおり)

欧州委員会(EC)は、「欧州大学」プロジェクト公募の最新の採択結果となる14の連合を発表した。このうちの10連合に、フランスから13の高等教育機関が参加する。連合の総数は現時点で64に上るが、このうち54にフランスから63機関が参加しており、最も代表的な加盟国として欧州高等教育圏(EHEA)を積極的に形成している。

欧州大学連合は欧州の少なくとも3つの高等教育機関が結集した、国境を越えた大学のネットワークである。ガバナンスと中期戦略のもとに各連合が協力して教育、資源の共同利用、研究、イノベーション活動を実施する。

欧州大学連合は2017年にフランスが先導して設立し、欧州委員会が創設する一連のプロジェクト公募に発展した。2019年には、フランスの16機関が欧州大学の最初のコホートを構成し、2020年には32機関、2022年には38機関に増加した。2023年以降、フランスの50機関が、50の欧州大学連合体のうち44に参加している。

2023年10月から2024年2月にかけて、欧州委員会は、総予算1億8,920万ユーロを投じる欧州の大学向けプロジェクト「エラスムス+」を新たに公募した。この公募によって50の連合への資金提供が更新され、4年間合計で14の新たな欧州大学コンソーシアムの創設が可能となる。欧州委員会によれば、各連合は最大1,440万ユーロの資金を受け取る。

このプロジェクト公募結果は、欧州委員会の当初の目標である60の連合と欧州全土の500機関の結集を上回った。フランスの機関は特に活発で、この協力モデルの活用方法に長けている。MESRは、新しいコンソーシアムや、新しい欧州大学への参加有無にかかわらず、フランスの教育機関に対して祝意を表している。

受賞した10の連合のうちフランスの機関が関与するものは、次のとおりである。

▽パイオニア(ギュスターヴ・エッフェル大学)
▽アクロス(ペルピニャン大学)
▽アルテミス(クレルモン・オーヴェルニュ大学)
▽バウハウス4EU(ピカルディ大学とリヨン第二大学)
▽チャレンジEU(エカム・ラ・サル工学学校)
▽エマージュ (南ブルターニュ大学とレンヌ第二大学)
▽EUNIコースト(アンティーユ大学及びルアーブル大学)
▽EUオン・エア(エスカ・ビジネススクール)
▽サンライズ(コンピエーニュ工科大学)
▽ユニノヴィス(ソルボンヌ・パリ・ノール大学)

[DW編集局]