（2024年7月2日付、欧州委員会の標記発表の概要は以下のとおり）

欧州委員会はこのほど、EUの西バルカン諸国に対する経済投資計画に基づく第6次投資パッケージを発表した。これにより、12億ユーロの投資が見込まれている。このパッケージにより、水の供給と公衆衛生、廃水処理、鉄道輸送のほか、中小企業のイノベーションとグリーン変革における8件の新規主力投資が支援される。投資は、西バルカン諸国のパートナーや国際金融機関と緊密に協力して実施される。

12億ユーロの投資パッケージには、加盟前支援手段（IPA III）からの3億ユーロのEU補助金、EU加盟国とノルウェーからの追加の二国間拠出金、国際金融機関からの融資、西バルカン諸国経済界からの拠出金が含まれる。

この追加投資は、経済投資計画の次の3つの優先事項に対応する。

・環境と気候
モンテネグロとボスニア・ヘルツェゴビナにおける水の供給と公衆衛生インフラの再建と修復。
・持続可能な輸送
ベオグラードとヴェリカ・プラナ間を結ぶ高速鉄道の整備により、回廊Xの鉄道インフラを整備し、地域内の乗客と貨物の流れを速くする。
・企業セクターへの支援
地域の企業のイノベーションとグリーン変革のための新しいファシリティ（金融支援プログラム）の立ち上げ。

[DW編集局]