[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ヘルムホルツ協会持続可能性研究所(RIFS)
元記事公開日:
2024/06/11
抄訳記事公開日:
2024/08/01

ヘルムホルツ協会持続可能性研究所はクラウス・テプファーを悼む

Das RIFS trauert um Klaus Töpfer

本文:

(2024年6月11日付、ヘルムホルツ協会持続可能性研究所(RIFS)の標記発表の概要は以下のとおり)

元連邦環境大臣で国連環境計画の事務局長を歴任し、ヘルムホルツ協会ポツダムを構成する持続可能性研究所を設立したクラウス・テプファー(Klaus Töpfer)氏が85歳で逝去したことに対して、同研究所は追悼文を公表した。

連邦政府と国連での要職を務めたテプファー氏は2009年に先端持続可能性学研究所(IASS)を設立し、2015年まで所長を務めた。同氏の功績により、イノベーティブな世界レベルの研究所が誕生した。研究所は2023年に持続可能性研究所(RIFS)と改称されて現在に至っている。

テプファー氏は社会の様々な分野から代表者を集め、多様な知識を課題の解決に結びつけ、相反する利害を巧妙に調整する能力を有していた。持続可能性に対する挑戦の解決に知識を活用し、政治と経済における実現を目指すという研究所設立に当たっての命題は、現在もそのまま維持されている。彼が取り上げた課題は、エネルギー転換、土壌の保護、海洋の管理、持続可能性の文化的側面からの考察など多岐にわたっている。

研究所は2019年以来、毎年、クラウス・テプファー持続可能性フェローを迎えている。このフェローシップは同氏のような、政治、科学、文化、経済、市民社会をまたいで活躍する研究者を支援するものである。

テプファー氏は大気研究者のマーク・ローレンスとともにこの研究所を設立した。彼は現在でもRIFSにいる二人の研究担当所長の一人として活躍している。ローレンス氏は、「計り知れないエネルギー、持続可能性への献身、科学知識を理解し、政治のプロセスへ影響を与える能力にはことのほか感服した。」と述べている。

死の直前までテプファー氏は研究所への助言をし、建設的な協力を惜しまなかった。我々は創設理事長というだけでなく一人の友人を失った。

[DW編集局]