[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ヘルムホルツ協会情報セキュリティセンター(CISPA)
元記事公開日:
2024/07/09
抄訳記事公開日:
2024/08/09

ヘルムホルツ協会情報セキュリティセンター(CISPA)における国際協力

International Zusammenarbeit am CISPA

本文:

(2024年7月9日付、ヘルムホルツ協会情報セキュリティセンター(CISPA)の標記発表の概要は以下のとおり)

世界的に人とシステムのネットワーク化が進んでいる。そのためデジタル空間のセキュリティと人工知能の信頼性に関する研究は国境を越えたものになる。CISPAにおけるいくつかの国際協力の事例を紹介する。

CISPAのアントワーヌ・ジュー教授は2020年に発足した独仏サイバーセキュリティセンター(FGCC)のドイツ側のリーダーである。FGCCにおける主要な研究テーマは欧州インターネットと暗号化の標準、欧州で開発された重要機器の安全確保のための、オペレーティングシステム、プライバシー保護などである。

CISPAのマリオ・フリッツ教授は現在拡大中の卓越したネットワークELSA(European Lighthouse on Secure and Safe AI)のコーディネーターを務めている。ELSAには欧州各国からの研究者と産業界のパートナーが集まり、AIと機械学習の直面する課題(安全を確保する基盤)に協力して立ち向かっている。

研究者の協力促進と並んで国際協力にはもう一つ別の側面がある。CISPAの研究者であるリー・グレーバー氏は、「世界には異なった社会文化的な背景を持つ地域や国々がある。そこでは情報セキュリティのリスクやニーズが全く違うことがある。」と語る。グレーバー氏はCISPAのクロムホルツ博士とともに“使えるセキュリティ”について研究している。

二人はドイツのザールラント大学のニダ・バヤ博士とも協力し、パキスタンのパートナー大学の同僚と協力し、いくつかの大学にパキスタン情報セキュリティ啓発センターを設置し、パキスタンの学生にITセキュリティ分野での就職支援をしている。

クロムホルツ氏は、「パキスタンの大学からの志願者の大部分は成績優秀で米国の名だたる大学に入っている。専門人材の不足が常に話題となるドイツはもっと彼らを呼び寄せるべきです。」と語る。南アジアからも8週間から12週間の夏季ボランタリー・インターンシッププログラムを受ける学生がやってくる。彼らはサイバーセキュリティ、機械学習、データ保護、暗号などについて指導を受ける。研究においてはネットワークを作るも非常に重要である。

[DW編集局]