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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州委員会(EC)
- 元記事公開日:
- 2024/07/17
- 抄訳記事公開日:
- 2024/08/19
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持続可能で安全かつスマートな輸送インフラに過去最高の70億ユーロを投資
EU to invest record €7 billion into sustainable, safe and smart transport infrastructure
- 本文:
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(2024年7月17日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)
欧州委員会は、インフラへの戦略的投資のためのEUの手段である「コネクティング・ヨーロッパ・ファシリティ(CEF)」から総額70億ユーロを超えるEU補助金を受ける134件の輸送プロジェクトを選定した。これは、現行のCEF輸送プログラムにおける最大の公募となる。
この補助金の約83%は、EUの気候目標の達成、欧州横断輸送(TEN-T)ネットワークに沿った鉄道、内陸水路、海上ルートのネットワーク改善と最新化を実現するプロジェクトを支援する。鉄道プロジェクトには70億ユーロのうち80%が割り当てられる。具体的にはバルト諸国(レールバルティカ)、フランス・イタリア間(リヨン=トリノ)、デンマーク・ドイツ間(フェーマルンベルトトンネル)のTEN-Tコアネットワークに沿った国境を越える鉄道接続を改善するための主要プロジェクトに充てられる。
海上ルートでは、アイルランド、スペイン、フィンランド、オランダ、ドイツ、マルタ、リトアニア、キプロス、クロアチア、ギリシャ、ポーランドの約20の海港がインフラ改良支援を受け、その一部では船舶への陸上電力の供給や再生可能エネルギーの輸送が可能になる。
内陸水路インフラ整備の取り組みにより、セーヌ川・スヘルデ川流域におけるフランス・ベルギー間、およびドナウ川におけるルーマニア・ブルガリア間の国境を越えた接続が改善される。オーストリア、ドイツ、オランダの内陸港にも資金が提供され、持続可能な輸送のための河川や運河の欧州ネットワークを継続的に推進する。
道路輸送に関しては、高度道路輸送システム及びサービス(ITS)を導入し、安全で安心な新しい駐車場を整備することで、個人とビジネス利用両方の安全性が向上する。さらに、「EU-ウクライナ連帯レーン」を構築し、ウクライナ、モルドバ、ルーマニアの国境検問所のインフラ改善、ハンガリーとウクライナの鉄道国境検問所の能力増強、ポーランドの新区間道路のウクライナ国境までの延長、およびウクライナの鉄道システムのEU統合、などに向けた調査と作業を進める。
航空交通管理プロジェクトは、航空輸送がより効率的で、より安全で、より持続可能になるように、単一欧州空域の開発を継続する。
[DW編集局]