[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2024/07/24
抄訳記事公開日:
2024/08/26

NSF支援のSECUREセンターが、研究セキュリティと国際協力をサポート

NSF-backed SECURE Center will support research security, international collaboration

本文:

(2024年7月24日付、国立科学財団(National Science Foundation: NSF)の標記発表の概要は以下のとおり)

本日、NSFは5年間で6,700万ドルを投資して、「米国研究エコシステムのコミュニティ全体の保護(Safeguarding the Entire Community of the U.S. Research Ecosystem: SECURE)」の取り組みを立ち上げた。うち5,000万ドルをワシントン大学に、1,700万ドルをテキサスA&M大学に投じる予定である。

いくつかの外国組織が非倫理的に、または不法に、米国の研究にアクセスし、利用しようとしているため、研究セキュリティは重要である。「半導体・科学法(CHIPS and Science Act)」の規定に基づき設置されるNSFのSECUREセンターは、9つの高等教育機関の支援を受けてワシントン大学が主導する。同センターは研究セキュリティリスクについての情報やレポートの研究コミュニティへの共有、研究セキュリティ・トレーニングの提供、研究コミュニティと政府ファンディング機関との間の橋渡しなどを行う。

このような研究セキュリティへの取り組みが、研究コミュニティによって設計、使用、改善されることを確保するため、SECUREセンターは6つの高等教育機関が運営する5つの地域センターの結節点の役割も担う。

加えて、テキサスA&M大学により主導されるSECUREアナリティクスは、SECUREセンターを通じて、状況分析、リスクモデリング、データ報告の形で高度な専門知識を提供する。

[DW編集局]