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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- EU統計局(Eurostat)
- 元記事公開日:
- 2024/08/06
- 抄訳記事公開日:
- 2024/08/28
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2023年、EUの研究開発費5%増加
- 本文:
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(2024年8月6日付、EU統計局(EUROSTAT)の標記発表の概要は以下のとおり)
2023年に研究開発に配分されたEU全体の政府予算総額(GBARD)は1,236億8,400万ユーロとなり、GDPの0.73%に相当する。これは、2022年(1,174億2,400万ユーロ)と比較して5.3%の増加、2013年(798億8,600万ユーロ)と比較して54.8%の増加となる。
2023年のEUレベルでの政府研究開発予算の割り当ては人口1人当たり275.6ユーロとなり、2013年(181.0ユーロ/人)と比較して53.3%増加した。最も高い割り当てを記録したのはルクセンブルク(646.6ユーロ/人)で、デンマーク(552.4ユーロ/人)とドイツ(529.3ユーロ/人)がそれに続いた。/人
2013年から2023年の間に、EUの加盟国政府のほぼすべてが、一人当たりの研究開発の予算配分を増加させた。増加率が最も高かったのは、ラトビア(291%増、2013年16.0ユーロ/人から2023年に62.6ユーロ/人)、ポーランド(147%増、37.8ユーロ/人から93.3ユーロ/人)、ブルガリア(133%増、14.2ユーロ/人から33.1ユーロ/人)だった。唯一、ハンガリーが減少を記録した(28%減、66.9ユーロ/人から48.1ユーロ/人)。
2023年、政府予算の研究開発予算のうち、最も大きな割合である35.5%が、「知識の一般的な進歩」に支出され、主に公的一般大学基金(GUF)と呼ばれる公的助成金に充てられた。多くの公立高等教育機関がその全ての活動を支援するためにこの基金を受け取っている。さらに、17.3%はGUF以外の財源として、同じく「知識の一般的な進歩」に充てられ、工業生産と技術に11.0%、医療に6.9%、宇宙の探査と開発に6.0%が配分される。
[DW編集局]