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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 大統領府
- 元記事公開日:
- 2024/08/13
- 抄訳記事公開日:
- 2024/09/02
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バイデン政権が「がん・ムーンショット」の目標達成に向けて、ARPA-Hから1億5,000万ドルを拠出
- 本文:
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(2024年8月13日付、大統領府の標記発表の概要は以下のとおり)
2年以上前、バイデン大統領夫妻は、2047年までに米国のがん死亡率を少なくとも半減させ、400万人以上のがん死亡を予防し、そしてがんに罹患した人々の生活を改善することを目標に掲げ、「がん・ムーンショット」を再活性化した。
この一環として、がん等の病気の予防、発見、治療方法を革新するための医療高等研究計画局(Advanced Research Projects Agency for Health:ARPA-H)を設立するため超党派の議会の支持を取り付けた。ARPA-Hは最初の2年間に4億ドル以上を投資し、予防、発見、治療方法の進展を加速させた。
本日、大統領夫妻は、腫瘍摘出手術の新技術開発のためARPA-Hの精密外科介入(Precision Surgical Interventions:PSI)プログラムとして、最高1億5,000万ドルを8研究チームに提供することを公表した。PSIは、腫瘍摘出手術をより効果的なものにし、再手術の必要性や健康な組織へのダメージを減らし、救命、延命につなげることを目指している。受賞8チームは次の通り。
ダートマス大学、ジョンズ・ホプキンス大学、ライス大学、チューレーン大学、カリフォルニア大学サンフランシスコ校、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校、ワシントン大学、シジョン・ビジョン社。
がん対策に関するその他の取り組み例として、保健福祉省(Department of Health and Human Services:HHS)は8月上旬、保健資源サービス局(Health Resources and Services Administration:HRSA)が資金提供する18の医療センターに対し、サービス提供が不十分な地域におけるがん検診へのアクセスを改善するために、900万ドルの新たな助成金を交付した。さらに、ARPA-Hは8月上旬に、自宅でも多くのがんを正確に検出できる新技術を開発する新プログラム「POSEIDON」を発表した。
[DW編集局]