[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
大統領府
元記事公開日:
2024/08/13
抄訳記事公開日:
2024/09/02

バイデン政権がポスト量子暗号の未来のための新標準規格を公表

FACT SHEET: Biden-⁠Harris Administration Continues Work to Secure a Post-Quantum Cryptography Future

本文:

(2024年8月13日付、大統領府の標記発表の概要は以下のとおり)

現在の暗号を破るほど強力な量子コンピューターはまだ存在しないが、バイデン政権は、将来の量子コンピューターがもたらす可能性のある政府や重要インフラシステムへのリスクに備え、その軽減を図るとともに、量子技術における米国と同盟国のリーダーシップを推進している。

国家安全保障覚書10号(NSM-10)にあるように、米国および同盟国の経済・国家安全保障に対する潜在的リスクから守るために、ポスト量子暗号に焦点を絞り、その研究開発を推進している。

本日、大統領府は政財界のリーダーを招集し、国立標準技術研究所(NIST)の新しいポスト量子暗号規格を発表した。これらの新標準規格は、ポスト量子暗号のために発表された最初の世界標準であり、量子技術における米国のリーダーシップを強調している。

本標準は、一般的に暗号化が使用される2つの重要なタスク、すなわち、ネットワーク上やコンピューターに保存されている情報を保護するために使用される一般的なデータ暗号化と、本人認証に使用されるデジタル署名向けに設計されている。将来の量子コンピューターに対して脆弱な現行の暗号標準に取って代わるものであり、官民がシステムや製品に採用して組み込むことを可能にする。

[DW編集局]