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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 首相府
- 元記事公開日:
- 2024/09/05
- 抄訳記事公開日:
- 2024/09/12
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新首相にバルニエ氏
- 本文:
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マクロン大統領5日、7月に辞意を表明していたガブリエル・アタル首相(当時)の後任に、中道右派「共和党」所属で、欧州連合(EU)委員長主席顧問官などを歴任したミシェル・バルニエ氏を任命した。およそ2か月にわたって調整が続いていた首相人事は一応の決着を見たことになる。
アタル氏は、下院総選挙(6月30日および7月7日投開票)で大統領率いる与党連合「アンサンブル」が敗れた責任を取って辞表を提出。当初はマクロン氏が受理を拒否したが、7月中に再び辞表を提出すると、後継首相が決まるまで「当面の間」続投するとの条件で受理した。ただ議会多数派となった左派系連合が推した候補者にマクロン氏が難色を示し、調整が難航していた。
フランスの首相は、大統領の指名を受けて組閣するとともに、政府が提出する予算案や法案の審議の最高責任者に位置づけられている。バルニエ氏は今後早期の組閣を目指すとともに、10月に本格化する2025年の政府当初予算案の審議で、最初の正念場を迎えることになる。
[DW編集局]