（2024年8月28日付、科学・イノベーション・技術省（DSIT）、教育省、Peter Kyle大臣、Stephen Morgan議員による標記発表の概要は以下のとおり）

英国政府がこのほど発表した新規プロジェクトでは、人工知能（AI）が教師による宿題の採点や授業計画の立案を支援する。

400万ポンドの政府投資に支えられたこのプロジェクトでは、カリキュラムのガイドライン、授業計画、（匿名化された）生徒の評価などの政府文書をプールし、これをai企業が正確で高品質のコンテンツを生成するためのツール訓練に使用する。カスタマイズされた創造的な授業計画やワークブックなどのコンテンツが、各学校で確実に使用できるようになる。

最近の調査によると、保護者は、教師が生成型AIを使用することで、教室での対面授業による子供たちの支援により多くの時間を充てることを望んでいる。これは機会の障壁を打ち破るという政府の任務を後押しするものである。しかし、教師やAI開発者がこれらの技術を適切に機能させるには、より適切なデータが必要であることは明らかであり、本プロジェクトにはそれを助ける狙いがある。

また教育省は、今後年内に教育のためのAI生成物に関する安全枠組みを公表することを予定している。

[DW編集局]