[本文]
-
- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 英国研究・イノベーション機構(UKRI)
- 元記事公開日:
- 2024/08/23
- 抄訳記事公開日:
- 2024/09/25
-
Innovate UK、メンタルヘルス・サービスの向上に320万ポンドを投資
- 本文:
-
(2024年8月23日付、英国研究・イノベーション機構(UKRI)の標記発表の概要は以下のとおり)
Innovate UKが没入型デジタル・メンタルヘルス治療法を開発する24のプロジェクトに対する資金提供を発表した。Innovate UKによる2,000万ポンドのMindsetプログラムからの資金提供により、英国における没入型デジタル・メンタルヘルス・ソリューションの成長が促進される。同プログラムは、治療介入を開発するプロジェクト支援により、これらのイノベーションを市場に投入するための強力なエコシステムを構築する。
Mindsetプログラムは、没入型技術セクターとメンタルヘルス提供機関間の連携を促進することで、治療オプションを改善し、メンタルヘルスに懸念のある個人に対して、より迅速でコスト効率が高く、利用しやすい支援の提供を目指している。
メンタルヘルスは重大かつ差し迫った問題であり、あらゆる年齢層で増加し、何百万人もの人々に影響を及ぼしている。2022年と2023年には500万人の患者がNHS(国民保健サービス)の治療を受け、その数は5年間で25%以上増加している。英国経済にとってのコストは少なくとも年間1,179億ポンド(国内総生産の5%)と推定されており、革新的なソリューションの必要性はかつてないほどに高まっている。
各プロジェクトは、初期段階の実行可能性評価から業界主導の研究まで、拡張現実を応用したデジタル・メンタルヘルス療法に重点を置く。ソリューションには次のような例がある。
・機能性神経障害(FND)患者に対する没入型催眠療法
・注意欠陥多動性障害(ADHD)の成人向けのXRアプリケーション
・双極性障害や精神病など、さまざまな精神疾患のための複合現実(MR)環境さまざまな仮想現実ソリューションにより、うつ病や幻聴、自閉症スペクトラム障害などに苦しむ若者なども支援していく。
[DW編集局]