高等教育・研究省は9月24日、2022年のフランス国内における研究開発支出額（DIRD）（実質額ベース）が589億ユーロだったことを明らかにした。また国内総生産（GDP）に占める比率は、前年と同じ2.22%だった。

　同省が公表した統計資料「Note flash du SIES」の2024年第23号によると、物価の変動を考慮しない実質額ベースのDIRDは、前年比2.6%増にあたる33億ユーロの増加だった。また民間企業による支出は前年比3.5%増の390億ユーロ、政府部門による支出は同0.9%増の200億ユーロだった。

　2023年の実質額ベースのDIRDは617億ユーロ（民間企業が405億ユーロ、政府部門が212億ユーロ）に達すると予想されているが、物価の上昇ペースが強いため、価格の変動を考慮する名目額ベースでは全体で0.5%減（民間企業で1.3%減、政府部門では0.9%減）になる見通しという。

[DW編集局]