[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2024/09/03
抄訳記事公開日:
2024/10/07

欧州極地統括事務所の新設

New European Polar Coordination Office

本文:

(2024年9月3日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)

Horizon 2020の資金支援を受けたEU-PolarNet 2プロジェクトの一環で展開される将来の欧州極地統括事務所(EPCO)は、2025年から2029年までスウェーデンのウメオ(Umeå)に拠点を置き、欧州極地委員会(EPB)によって管理される。

EPCOは、欧州委員会やその他の政策立案・意思決定機関が欧州極地科学コミュニティと連携するための中核拠点として機能する。このオフィスは、成功した2件のEU PolarNetプロジェクトの成果を基に構築される。また、EUが資金支援する極地科学に関する大規模なプロジェクト群である「EU極地クラスタ」を継続して統括し、相乗効果を促進し、この分野におけるEUの投資を最適化する。

EPCOは、EUの極地プロジェクトおよび極地で活動する研究者を代表し、欧州委員会やその他の政策立案・意思決定機関が、極地に関する科学的問題、機会、優先事項、課題に関する意思決定プロセスにおいて、専門家の意見を得られるようにする。

さらに、EU-PolarNet 2は、極地科学コミュニティが交流し、ネットワークを構築し、コミュニケーションを図り、協力するための 触発プラットフォームを形成している。EPCOの作業計画には、このプラットフォームの管理も含まれており、定期的に更新、促進、維持されることが保証される。

[DW編集局]