中国国家統計局は2日、2023年の中国の研究開発費が総額3兆3,357億元となり、前年比で8.4％増えたと発表した。

　性格別にみると、基礎研究費が2,259 億元（前年比11.6％増）、応用研究費が3,662 億元（同5.1％増）、開発研究費が2兆7,437億元（同8.5％増）となっている。

　研究主体別では、企業が2兆5,922億元（同8.6％増）、政府系研究機関が3,856億元（同1.1%増）、大学が2,753億元（同14.1%増）と、企業が占める割合が約78%となっている。

　地域別では、▽広東省 4,803億元、▽江蘇省 4,212億元、▽北京市 2,947 億元、▽浙江省 2,640 億元、▽山東省 2,386億元、▽上海市 2,050億元、▽湖北省 1,408 億元、▽四川省 1,358 億元、▽湖南省 1,284億元、▽安徽省 1,265億元、▽河南省 1,212億元、▽福建省 1,172億元――などとなっており、12の地域で研究開発費が1,000億元を超えた。

　政府部門が支出した2023年の公的研究開発費（国家財政科学技術支出）は総額で1兆1,996億元（前年比7.8%増）で、地方政府が8,023億元、中央政府が3,973億元と地方政府による支出が全体の約67%を占めている。

　（編集部注）2023年の平均為替レート：1元＝19.9円

[DW編集局]