（2024年9月18日付、欧州委員会（EC）の標記発表の概要は以下のとおり）

欧州委員会の防衛産業・宇宙総局（DG DEFIS）はこのほど、宇宙セクターに特化した製品の環境フットプリントカテゴリー規則（PEFCR）と、製品の環境フットプリント（EF）準拠データセットを開発する30か月間のプロジェクトを開始した。これは、産業界全体で環境責任を推進するEUのコミットメントに沿ったもので、宇宙関連活動の持続可能性を高めるための重要な一歩となる。

宇宙PEFCRの開発により、宇宙産業における環境影響の評価・報告のための標準化されたアプローチを導入し、複雑なサプライチェーンと先端技術の特有の課題に対処する。EFの手法を使用すると、企業は科学的根拠のある検証可能なデータに基づいて、環境に関する主張を立証できるようになり、グリーンウォッシング（環境への偽善的な配慮）のリスクが軽減され、透明性が向上する。

宇宙セクター、環境団体、学術機関の関係者がこの共同プロセスに参加することが奨励される。これは、宇宙活動の環境フットプリント評価がどのように形成され、標準化されるかに直接影響を与えることができるユニークな機会である。

[DW編集局]