[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2024/09/23
抄訳記事公開日:
2024/10/25

NSF、慈善団体と連携し新興技術の創出における倫理・社会的配慮の取り組みに1,800万ドル超を投資

NSF and philanthropic partners invest more than $18M to prioritize ethical and societal considerations in the creation of emerging technologies

本文:

(2024年9月23日付、国立科学財団(National Science Foundation:NSF)の標記発表の概要は以下のとおり)

NSFは「技術の責任ある設計・開発・展開プログラム(NSF Responsible Design, Development and Deployment of Technologies: NSF ReDDDoT)」を通じて、44のチームに1,800万ドル超の投資を行うと発表した。

ReDDDoTは、ウェルビーイングの推進と潜在的な危害の軽減を目的として、技術の創出から使用に至る側面に、倫理的、法的、社会的な配慮が組み込まれるよう取り組むプログラムである。NSFはフォード財団、Patrick J. McGovern財団、Siegelファミリー基金などの慈善団体と協力して、このプログラムを立ち上げた。

フェーズ1には30チームが採択され、うち21チームは、それぞれ最大2年間で30万ドルの計画助成金を受給し、本格的な研究提案に向けた学際的でマルチセクターな活動を促進する。残り9チームは各々最大7万5,000ドルの資金を受けて、「半導体・科学法(CHIPS and Science Act of 2022)」で特定された技術分野に関連したアプローチやニーズの意識を高め、特定することを目的としたワークショップを計画・実行する。

さらに、フェーズ2として、人工知能(AI)、バイオテクノロジー、自然および人為災害の防止・軽減の分野で活動が進展している14チームに対し、それぞれ最大3年間で150万ドルの資金が提供される。各チームは、革新的な技術の責任ある設計、開発、展開において、実用化に向けた活動の実績をさらに深める。

[DW編集局]