[本文]
-
- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 商務省(DOC)
- 元記事公開日:
- 2024/09/25
- 抄訳記事公開日:
- 2024/10/28
-
商務省、半導体分野の労働力育成拠点の設立に2億5,000万ドルを投資
- 本文:
-
(2024年9月25日付、商務省(DOC)の標記発表の概要は以下のとおり)
バイデン政権は、半導体業界が直面している喫緊の課題の1つである労働力開発の解決に向け、国家半導体技術センター(NSTC)の労働力センター・オブ・エクセレンス(WCoE)を立ち上げると発表した。DOCは、WCoEに10年間で2億5,000万ドルを投じる予定である。
WCoEは、産学官のステークホルダーを結集し、労働力の課題への革新的ソリューションの開発、ベストプラクティスの加速、優良な雇用の促進、半導体分野の人材の採用と訓練の強化に取り組む。また、信頼性の高い中立的な第三者としてデータへのアクセスを提供するとともに、リスクの軽減やコラボレーションの拡大に向けた労働力へのアクセスの改善を重点的に進めていく。WCoEには、労働力開発エコシステムの再構築を目指す以下の3つの初期プログラムがある。
① 増幅プログラム(効率的で公平な、業界主導による労働者中心の労働力開発の慣行拡大)
② シグナルプログラム(労働力動向のモニター、プログラムの進捗状況と結果の評価)
③ 結合プログラム(メンバー組織のニーズに対応したサービス、カスタマイズされたイベント、実践的支援の促進)WCoEの「増幅プログラム」の最初の助成として、Natcast(NSTC運営を担う指定非営利団体)は「NSTC労働力パートナー連携(WFPA)プログラム」を開始し、以下の7機関に対し1,150万ドルの資金提供を行う。これらの機関が行うプロジェクトでは、1万2,000人を超える人材の半導体業界でのキャリア開発を支援し、革新的実装モデルによる体験型トレーニングを提供する。
・全米教員連盟教育財団
・アイダホ州技術評議会(ITC)
・マリコパ郡コミュニティカレッジ(MCCCD)
・ロチェスター工科大学(RIT)
・テキサスA&M大学
・カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)
・イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校(UIUC) [DW編集局]