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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 英国研究・イノベーション機構(UKRI)
- 元記事公開日:
- 2024/09/30
- 抄訳記事公開日:
- 2024/11/01
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EVバッテリーにおける英国のグローバルベンチャーキャピタルの位置づけ
UK’s global venture capital position in EV batteries revealed
- 本文:
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(2024年9月30日付、英国研究・イノベーション機構(UKRI)の標記発表の概要は以下のとおり)
UKRIのファラデー・バッテリー・チャレンジからの委託を受け、Innovate UKが発表し、Dealroom社が作成した報告書によると、英国の電気自動車(EV)バッテリー・セクターは、記録的なレベルのベンチャーキャピタル(VC)投資を集めている。英国を拠点とするEVバッテリーの新興企業は、2018年以降27億ドルの資金を調達した。
また、2023年は英国のEVバッテリー市場にとって好調な年で、EVバッテリー新興企業は13億ドルの民間投資を集めた。
英国は、2018年以降、米国、中国、スウェーデンに次いで、EVバッテリーのVC投資額で第4位となっている。近年、VC投資の成長が最も著しい国の一つであり、2023年・2024年には第3位に上昇する見込みである。
ファラデー・バッテリー・チャレンジは、英国のEVバッテリー・セクターの発展に極めて重要な役割を果たし、評価額20億ドルを超える英国のスタートアップ企業52社を支援し、2018年以降、ベンチャー キャピタルから10億ドルの投資を引き出した。
EVバッテリー以外にも、ファラデー・バッテリー・チャレンジは関連分野の100社以上の英国新興企業に資金を提供し、32億ドル以上相当のエコシステムの構築、2018年以降で16億ドルの資金調達、英国における2,400人の雇用に貢献した。
その他、本報告書では以下の点等も報告されている。
・英国は、VCが支援するEVバッテリースタートアップの企業価値の合計で6位にランクされている。
・英国のEV雇用の半分近くは、過去10年間に設立されたスタートアップによる。
・2018年以降に調達されたVC投資による英国のトップVC投資セグメントは、EVバッテリーのリサイクルと二次利用である。 [DW編集局]